2013年11月10日日曜日

絵本のすすめ66―げんばくとげんぱつ










つらいけれど、いちどは子どもに読みきかせをしなければならない絵本。同時に、いまを生きる大人こそ読んでほしい絵本です。
『げんばくとげんぱつ』(子どもの未来社)。絵と文は、画家でジャーナリストの増山麗奈さんです。
東京江戸川区の滝野公園にある原爆犠牲者追悼碑の『石』が、東電福島第一原発の事故をみておもったことは…。

2013年11月3日日曜日

絵本のすすめ65―白バラはどこに

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 「白ばらはどこに」(みすず書房)は、甘さのみじんもない、しかし、リリカル(叙情詩的)な絵本です。

第2次世界大戦下のドイツのちいさな町。
「白バラ」という名前の少女が、ある日、兵隊たちが、逃げようとする1人の少年を捕まえて、トラックに乗せて走り去るのを目撃します。...

2013年10月22日火曜日

愛は強制できない








きのうは大阪でマルチ商法対策の集まりのあと、札幌へ向かうため伊丹空港へ。空港のラウンジで自民党のK議員とばったり。私より十歳ほど年上ですが、同じ委員会の理事会メンバーだったこともあり、よく話す間柄です。

2013年10月20日日曜日

乱読のすすめ103-ネオリベの罠---立ちあがる女性たち

 
 








この数年、NTT北海道の転籍強要や三菱UFJ銀行の契約社員打ち切り問題で、たたかいに立ちあがった女性たちを見てきました。彼女たちの動機は、自分の処遇のためというより、こんなことが許されていいのかという思い。そこには労働者としてだけでなく、女性として、自分たちを軽く扱う企業や社会にたいする怒りがありました。
女性差別の問題抜きに労働問題は語れない。

2013年10月19日土曜日

乱読のすすめ104-資本主義の謎











『資本主義の謎』(水野和夫、大澤真幸、NHK出版新書)がおもしろい。
水野さんは、証券会社をへて日大教授になられた金融の専門家。数年前のリーマンショックのとき、「朝まで生テレビ」に一緒に出演させて頂いたことがあります。温厚な方で、番組中の発言は少なかったけれど、マネー資本主義の暴走が金融危機を作り出したという認識は私と同じでした。

2013年10月18日金曜日

非武装の「風となれ」


 





民主党の中では数少ない真面目な護憲派の若手議員Aさん。先日、用事があって彼の部屋を訪れたら、元気がない。
先輩の改憲派議員から「アメリカから押しつけられた憲法じゃないか」といわれ、うまく反論できなかったとのこと。目にくまも。お疲れ。
元気をだしてもらおうと、「押しつけでなにがわるい」論を伝授。

2013年10月16日水曜日

乱読のすすめ102-藤沢周平と「死亡消費税」










「倍返し」で有名になった「半沢直樹」ですが、「バブル入行組」の男たちの友情物語でもあります。この話の原型が、藤沢周平の『蝉しぐれ』にあるのではないか、と感じたのは私だけでしょうか。

2013年10月15日火曜日

ガラスのハート







きょう、参議院本会議で、安倍首相の所信表明演説がありました。新自由主義と「新」軍国主義を基調とした演説ですが、中身が空疎なのは事前に原稿を見てわかっていたので、安倍さんの「すがた」に注目して聞きました。
強気の言葉と断定口調、オーバーなジェスチャー…オリンピック招致のプレゼンスのときも何回もイメージトレーニングをして臨んだそうですが、きょうの演説もなにか無理につくりあげた「強気」、ガラスのように壊れやすい「強気」におもえました。

2013年10月13日日曜日

絵本のすすめ64-クシュラの奇跡











去年、絵本のことをブログなどで書いていたら、若いお母さんからお手紙を頂きました。1歳の女の子に先天的な障害があり悩んでいたところ、お医者さんからすすめられ、絵本の読み聞かせをはじめたとのこと。

2013年10月7日月曜日

乱読のすすめ101-「原発依存症」














きょうの東京新聞で、筑波大の斎藤環教授(精神医学)が、福島第一原発事故後もなかなか「原発ゼロ」に踏み出せない日本の状況について、つぎのように述べておられました。
「原発推進派の一部では原子力万能感のようなものが依然くすぶっている。たとえば、原発のコストが安いという説。とっくに破綻して見えるが、まだ唱える人がいる。合理性を超えた、病的なものを感じてしまう」

2013年10月6日日曜日

中学生でも知っている

 
 
 
 
 
 

きようは旭川から特急オホーツク号に乗って、遠軽の町議選演説会(岩沢たけゆき候補)に行ってきました。
 車内で読んだ週刊新潮の櫻井よしこさんのコラム「日本ルネッサンス」の中身のでたらめさに呆れてしまいました。

2013年10月5日土曜日

「アンタッチャブル」赤旗がゆく

 
 
 
 

 昨日、やっとみずほ銀行が記者会見しました。歴代の担当役員が暴力団員への融資を把握していながら、放置してきたとのこと。また、今回の事態は、暴力団員リストから判明したのではなく、やはり金融庁検査で「焦げ付き案件」を隠し切れなくなり、みずほが暴力団事案であることを告白したらしい。

2013年10月4日金曜日

希望の戦略‐‐被災地の民商がんばる

 
 
 
 

 批判するだけでなく、みずから切り拓く。悲観を語り合うのではなく、希望の戦略を練り上げる。宮古、一関、気仙沼、石巻、塩釜…いま被災地の民商の奮闘がすごい。

2013年10月3日木曜日

乱読のすすめ100-柳田国男の「生産手段の社会化」論

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 地方都市の大きな本屋さんには、必ずといっていいほど「郷土本コーナー」があります。地元関係者の作品や郷土史、方言の解説本などが並んでおり、ときどき、メジャーではないが面白い書物に出会うことができます。
今日、盛岡駅の書店の「郷土本コーナー」で見つけたのが、『日本の経済思想、柳田国男』(藤井隆至、日本経済評論社)。

2013年10月1日火曜日

乱読のすすめ99-「闇」は債権回収会社にあり

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 銀行は暴力団など、反社会的勢力に融資をしてはならないことになっています。ところが、みずほ銀行は、信販会社(オリコ)をつうじて暴力団員に融資し、こうした事態が分かったあとも2年以上、取り引きを解消していなかったとして、先月27日、金融庁から業務改善命令を受けました。
金融庁検査で今回の事態が発覚したことになっていますが、なぜ検査で暴力団への融資がわかったのか?

2013年9月27日金曜日

きみは正義か

 
 
 
 
 
 
 
きのうは、事故の相次ぐJR北海道に穀田衆院議員、紙、辰巳参院議員、真下紀子道議会議員と共に調査に入りました。分割民営化で安全対策が置き去りにされ、事故が連続しても、国もJRも鈍感な対応しかして来なかった。目先の営利主義、モラルの低下…人命が失われないと目が覚めないのか。これ以上、JR任せには出来ない。国の責任で安全基準をつくり、体制強化も急ぐべきです。

渦中のJR北海道だけに、多くの新聞、テレビが今回のわたしたちの調査に注目。記者会見にもNH...Kをはじめ各社の記者が詰めかけました。
会見のあと、ある全国紙の若い男性記者が話しかけてきました。

2013年9月24日火曜日

乱読のすすめ98-いーちゃん、安らかに












きのうは岩手県一関市の市議選の応援。全員当選を祈りながら、帰りの新幹線に乗りました。
東北新幹線一関駅はこの2年半、いつも被災地支援の出発点となった駅でした。駅前でレンタカーを借りて、山を越え、津波に襲われた町へ何度も向かいました。

新幹線のなかで、ノンフィクション作家、石井光太さんの最新刊『東京千夜』(徳間書店)を読みました。最終章「津波に潰されて」は、宮城県名取市の達也さんと、妻のいーちゃんの話。...

2013年9月23日月曜日

乱読のすすめ97- 「コミュニストはいつも損な役割やな」

    







   

 堺市長選挙は現職竹山さんが一歩リードとはいえ大激戦の模様。そんななか、堺市のとなり泉大津市に住む、学生時代の友人で証券会社の幹部社員であるN君が電話してきました。「共産党もひとが良すぎるんやないか」。

タックスヘイブンという「ブラックホール」










 安倍首相は消費税増税と合わせて、法人税の実効税率引き下げを行なおうとしています。またまた、どさくさまぎれの財界奉仕です。
実効税率うんぬんというが、そもそも、日本の大企業は今までちゃんと税金を払ってきたのか。タックスヘイブンを利用した課税逃れが横行してきたのではないのか。

2013年9月22日日曜日

乱読のすすめ96- 幸せは 妻と二人の 冷奴










 先日、友人F君のお母さんが88歳で逝去されました。半年前にお父さんが91歳で亡くなられたばかり。お通夜の席で、「じいちゃんのあとを追って行っちゃった、仲良かったからな」と、F君が微笑みました。
いいなあ。うちは両親が離婚したから、そういうご夫婦の話を聞くと、なんだかうれしくなる。

2013年9月18日水曜日

乱読のすすめ95-なぜ日本政府はアメリカのいいなりなの?

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ときどき学習会などで、そういう質問が出されます。戦後、アメリカが日本を政治的にも経済的にも従属化してきた経緯をお話するようにしていますが、元外務省国際情報局長の孫﨑亨さんの答えは簡単で明快。「アメリカの言うことを聞かないと、ときの政権も政治家もつぶされるからだ」。

2013年9月17日火曜日

絵本のすすめ64-せかいのひとびと

 
 
 
 
 
 
 
 

シリアの内戦での死者は11万人をこえ、うち一般市民は約4万人にのぼり、女性約3900人、子ども約5800人がふくまれるとのこと。
いまシリアをふくめ何らかのかたちで戦争もしくは内戦状態にある国は、世界の195か国のうち45か国にものぼるといわれています。
なぜ、そんなに憎み合い、殺し合わなければならないのか。...

2013年9月16日月曜日

乱読のすすめ94-「敬老の日」というけれど












昨日は秋田県大仙市の市議選応援。厳しいたたかいですが、何としても2議席を獲得してほしい。
第一声の演説に集まってくれたのは、ほとんどが高齢者の方々。終ってから握手をしたとき、祈るようなお顔で「年寄りを見捨てないで」と言ったおばあちゃんがいました。

「敬老の日」というけれど、実際は世代間対立を煽りながら、「老人バッシング」が続いてきているのでないか。...

2013年9月14日土曜日

乱読のすすめ93-むかしもいまもファシスト語法はおなじ











産経新聞によると、12日、日本維新の会の橋下徹氏が政治資金パーティーで、「ボクは酢豚のパイナップルと共産党だけは大っ嫌い」とのべたそうです。大っ嫌い、なのはこちらも同じですが、ただ「共産党が嫌い」と言うのではなく、「酢豚のパイナップル」といっしょにしたところが橋下氏らしい。そういえば、石原慎太郎氏が都議会で共産党を「ハイエナ」呼ばわりしたことがありましたが、これも石原氏らしい。

2013年9月12日木曜日

「例外」にだまされるな


 
 
 
 
 
 
この数日、カジノ(賭博場)関連企業の株価が急伸しています。東京オリンピックの開催が決まり、お台場あたりに外国人観光客むけのカジノが作られるという噂が広がっているからです。

2013年9月10日火曜日

乱読のすすめ92- 悪魔は年をとっている











    今日の議員団会議では、どういうわけか、辰巳孝太郎さんと吉良よし子さんにはさまれて座ることになりました。お二人から、若くて清々しいオーラが伝わってきて、こちらまで若返るようだ。そんなわけないか。

「賃上げ促進税制」はアリバイにもならない ②










   ところが、雇用法制はさらに規制緩和をすすめる、最低賃金はアリバイ程度の引き上げでお茶をにごす。これでは安倍さんんが、いくら「賃上げが大事」といっても信用されません。

「賃上げ促進税制」はアリバイにもならない ①

 
 
 
 
 
 
 
 

 
   今朝の各紙の報道によれば、自民党は「賃上げ促進税制」の拡充を検討しているとのこと。よくよく賃金論のわからない政党だと思いました。

   そもそもなぜ日本はデフレ不況に陥っているのか。

2013年9月9日月曜日

乱読のすすめ91-ブラック企業ー辞めちまえ! 言ってた上司が クビになり

 
日本文芸社『ブラック企業川柳』









  
   この10年ちかく、サラ金問題から反貧困、被災地支援まで、さまざまな問題で知恵と力を貸して頂いてきた仙台の新里宏二弁護士がブラック企業対策全国弁護団の副団長に就任されました。つねに時代の悪とたたかう精力的な活動に心の底から敬意を表します。

   その新里弁護士に、サラ金被害告発の先駆者で、これまた私の尊敬するK弁護士がつぎのような提言をされたとのこと。...

2013年9月8日日曜日

乱読のすすめ90- 憲法は政府にたいする命令である












   いぜん「朝まで生テレビ」に出るとき、憲法問題もテーマになると聞いたので、少し事前に準備をしたことがありました。
   おそらく司会の田原氏や自民党などから「押しつけ憲法」論(いまの憲法はアメリカから押し付けられた)が出るのではないか、その場合どう切り返すかを考えました。

2013年9月7日土曜日

絵本のすすめ63-わたしには夢がある








  50年前の歴史に残る名演説が絵本になってよみがえりました。
   『わたしには夢がある』(光村教育図書、今年5月刊)です。

2013年9月6日金曜日

乱読のすすめ89-マックス・ヴェーバーに叱られるぞ










 今朝、政府の産業競争力会議や規制改革会議などの資料を読んでいて思いました、かれらが打ち出す日本社会の姿はなぜこれほどまでに国民のしあわせとかけ離れているのか、と。

2013年9月3日火曜日

乱読のすすめ88-壊れゆく“兵士”の命と心











   東北新幹線の車内で、ジャーナリスト三宅勝久さんの新著『自衛隊員が泣いている』(花伝社)を読みました。
    自衛隊員の自殺率は省庁のなかで突出して高く、いじめ、暴力、冤罪、癒着、隠ぺいなどの不正行為が自衛隊のなかで繰り返されている…三宅さんは丁寧な現場取材にもとづき淡々と事実を語ります。

2013年9月2日月曜日

スウェーデン「税金は自分の貯金」












   NHKドラマ「夫婦善哉」がおもしろい。原作の香りがうまく映像で表現されていますし、当時の時代、世相も興味深い。

   前回、夫の病気を治すために家を売るシーンがありました。1930年代のはなしですから、国民の3分の1くらいは無保険状態におかれていたと思われます。重病になれば財産を失うか、財産のないものは命を失うことになったのです。

2013年9月1日日曜日

がんばれ国家公務員2

絵 鈴木周作さん








   この夏の人事異動で、3・11以降、いっしょに被災地の中小事業者支援のために奮闘してくれた経産省・中小企業庁の若手メンバーが、海外出向に出たり他の部署に移りました。

2013年8月29日木曜日

乱読のすすめ87―ネットに悪意が充満する東アジア














 

   ヘイトスピーチ批判や愛国心についてブログで書くと、悪意にみちた罵声がよせられることがあります。「非国民!」「w w w」…すべて匿名です。

   釧路から羽田にもどる飛行機で、映画監督・森達也さんの「『自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか』と叫ぶ人に訊きたい」(ダイヤモンド社)を読んでいると、つぎのような一節がありました。

2013年8月27日火曜日

乱読のすすめ86- 「 きみはたたかうのか(ブラック企業という言葉の意義)」
















   「大門さん、共産党躍進したから、ブラック企業なんかぶっ潰してよ。ボクもひどい目に合ったんだから」
   東京市ヶ谷で居酒屋チェーンの名ばかり店長に疲れ果て、退職したB君がいいました。

   そもそもブラック企業の言葉の意義は何なのか。

2013年8月22日木曜日

ブラックよりブラック 秋田書店の体質を問う









  マンガ出版社、秋田書店の不正問題と不当解雇問題が、昨日の毎日新聞夕刊、本日のしんぶん赤旗などで取り上げられています。

   不正問題とは、読者プレゼントの景品数水増し。先日、消費者庁から「組織的不正」として景品表示法違反(有利誤認)で措置命令を受けました。
   不当解雇問題とは、社内で不正をやめるよう訴えた景品担当の女性社員(28)が、「プレゼントを窃取した」などと罪をなすりつけられ懲戒解雇されたことです。

2013年8月14日水曜日

美人議員が多いね、と











    きのう宿舎のエレベーターでいっしょになった自民党のベテラン議員が「共産党は美人議員が多いね。票が取れるよね」といいました。

2013年8月13日火曜日

乱読のすすめ85-強者に有利なあいまいな言葉















   「美しい国」、「国益」、「アベノミクス」、「攻めの農業」、「ベストミックス(エネルギー政策)」…あいまいな言葉で国民を愚ろうし続ける安倍首相。
   大江健三郎さんは『定義集』(朝日新聞出版)のなかで、「強者に有利なあいまいな言葉」と題し、つぎのように述べておられます。

2013年8月7日水曜日

乱読のすすめ84-「半沢直樹」は実在するか

 











いまテレビでも小説本でも、池井戸潤さん原作の「半沢直樹」シリーズが大人気です。

残念ながらテレビの半沢直樹(TBS「日曜劇場」)は見ることができないでいますが、移動の車中で小説三部作は一気に読んでしまいました。80年代末のバブル期に大手銀行に入行した半沢直樹が、自分の銀行や社会の不正と戦う経済サスペンスです。上司を恐れず、ズバズバものをいう勇猛な半沢の行動様式がとても魅力的です。

小説を読んでいて、3年前、実際に大手生命保険D社の不正を内部告発したAさんのことを思い出しました。

2013年8月4日日曜日

乱読のすすめ83―「生き残り」といえば、すべて許されるのか














   労働者を使い捨てにするブラック企業が問題になっていますが、ある懇談会でIT企業の社長さんが、「企業は生き残りをかけてたたかっている。社員も生き残りをかけてたたかって当然」と、なかばブラック企業を正当化するような発言をしました。

   高齢者を食いモノにする偽装質屋(ヤミ金業者)も社会問題化していますが、テレビの覆面インタビューで「元・偽装質屋業者」が「世の中、騙すか騙されるかの生存競争や。騙されるほうがわるい」と開き直っていました。

   「生き残りをかけて」、「生存競争」といえば、なんでも許されるのか。

2013年8月1日木曜日

麻生さんの戯言癖












暴言と失言のちがいはなにか。ホンネで無茶苦茶なことを言うのが暴言(「石原慎太郎氏」型)。ふだんはタテマエで過ごしているのについホンネが出てしまったのが失言(「高市早苗・自民政調会長」型)でしょうか。

2013年7月31日水曜日

お知らせ フェイスブックとツイッターの開設について











      昨日より、フェイスブックとツイッターを開設いたしました。

    フェイスブック
    https://www.facebook.com/daimonmikishi

    ツウィッター
    https://twitter.com/mikishi_daimon1

     今後ともよろしくお願いいたします。

最低賃金引き上げー発想の転換をせよ










   今年の最低賃金をいくらにするか、国としての「目安」を決める審議が厚生労働省の中央最低賃金審議会の小委員会でおこなわれています。
   経営者側が中小企業の負担増などを理由に10円以上の引き上げに抵抗しているとのこと。

日本の最低賃金はあまりに低すぎる(図表参照)。10円どころかもっと大幅な引上げが必要です。

   大企業は内部留保があるから、引上げに対応する余裕は十分あるはず。いっぽう多くの中小企業は、賃金上げたくても上げられない厳しい経営状況にあるのは事実です。

2013年7月29日月曜日

財務官僚は優秀か


 
 









   この間、麻生財務大臣や財務省関係者は、来年4月からの消費税率の引き上げについて、「(景気の動向がどうあろうと)予定どおり実施する」と、くりかえし発言しています。
   増税の理由も、昨年、増税法案をとおすときは「社会保障のため」といっていたのに、いつのまにか「財政再建のため」に変わっています。

   しかもこの話は安倍政権のマッチポンプです。

2013年7月18日木曜日

ただいま工事中です

   暑中お見舞い申し上げます。
   
   都議選の直後は、「勝って兜(かぶと)の緒を締めよ」といわれても、「躍進」の言葉を聞くのはずいぶん久しぶりなのだから、少しくらい小躍りしても明るく元気にやればいいんじゃないの、と思いました。

    しかし参院選も躍進したいまは、国民のみなさまの日本共産党にたいする期待が膨らんでいるだけに、ほんとうに気を引き締めてつぎのたたかいにのぞまなければならないと感じています。

   「かぶとの緒」の格言のルーツは、戦国時代の名将、北条氏康の父(氏綱)が臨終のときに、息子・氏康の油断をいましめるために遺した言葉だといわれています。この言葉を胸に氏康は連戦連勝をつづけました。 
   また現代にこの格言を広めたのは、明治時代の日本海海戦でロシア艦隊を破った東郷平八郎が詠んだ連合艦隊解散の辞でした(起草は海軍参謀・秋山真之)。 「神明はただ平素の鍛錬に力(つと)め、戦はずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者よりただちにこれをうばふ。古人曰(いわ)く、勝って兜の緒を締めよ」 

   そういうこともあって、現在、Facebookなどとのリンクをはかることを含め、ブログページの改変中です。再開まで、もう少しお待ちください。 
                                                                                       

2013年6月15日土曜日

乱読のすすめ82-日銀の臨床実験


 










   マスコミの多くが、この間の株価や長期金利の乱高下を、日銀黒田総裁の「異次元緩和」の「副作用」だと表現しています。ほんとうでしょうか。

2013年5月28日火曜日

乱読のすすめ81-ごめんね、ミヨンソン

映画「バッチギ」 沢尻エリカさん






 

 
   維新の会・橋下徹氏の「慰安婦制度は必要だった」という暴言は女性の人権を侵害するだけでなく、男性全体をも貶(おとし)めるおぞましいものでした。同時に、かれの言葉の中に韓国の女性にたいする蔑視を感じました。

2013年5月27日月曜日

日銀よ我に返れ


若葉が萌える 北海道 星置緑地











   浮かれ調子の春気分が続いていましたが、長期金利が乱高下して、日銀の「異次元緩和」にたいする不安や疑念が少し広がってきたようです。
   しかし、これはまだ序の口。国債⇒株式への乗り換えは行ったり来たりの話ですが、日銀がギャンブルのような国債買い入れを続けるなら、国債そのものの信用が揺らいできて、本格的な金利上昇が始まることは避けられないでしょう。