きのうの臨時国会最終日のこと。
みんなの党の新人議員Mさんが話しかけてきました。
「大門さんは、山岡大臣を追及したときも、古川大臣追及のときも、優しかったですね。自民党は、血も涙もない攻め方をするのに」と。
「人を詰めるときは、すこし逃げ道を残してあげるくらいがちょうどいいのでは」というと、
「なるほど、勉強になりました」と、Mさん。 ( ほんまかいな )
べつに、優しいわけではありません。 ( とくに男性議員には )
“ その罪を憎んで、その人を憎まず ”とは、孔子の言葉(「孔叢子」刑論)で、犯した罪は憎むべきだが、その人が罪を犯すまでには事情もあったのだろうから、罪を犯した人そのものまで憎んではいけないという意味。
ならば、おかしな政治的主張をする他党の人も、そう考えるまでには事情もあったのだろうから、その党の主張は憎んでも、主張する人そのものまで憎んではいけない。
さしずめ、「党を憎んで人を憎まず」といったところでしょうか。