東京駅ちかくの書店に立ち寄ったら、「新刊コーナー」に安倍晋三さんの『新しい国へ』(文春新書)が置いてありました。
ざっと眺めてみると、安倍さんが2006年に刊行した『美しい国へ』に、5ページの新しいまえがきと、「増補」部分18ページを加えただけのもので、新刊というより、「改訂版」のたぐいです。
こんなものをタイトルだけ変えて新刊で売り出すなど、一国の総理として恥ずかしくないのか。
すでに『美しい国へ』を買って読んだ人が、うっかり新刊だとおもってこの本を買うと、騙された気分になるのは必定。関西人なら、ひとこと、「金返せ」と言うでしょう。