2013年1月31日木曜日

金返せ










   東京駅ちかくの書店に立ち寄ったら、「新刊コーナー」に安倍晋三さんの『新しい国へ』(文春新書)が置いてありました。
   ざっと眺めてみると、安倍さんが2006年に刊行した『美しい国へ』に、5ページの新しいまえがきと、「増補」部分18ページを加えただけのもので、新刊というより、「改訂版」のたぐいです。
   こんなものをタイトルだけ変えて新刊で売り出すなど、一国の総理として恥ずかしくないのか。
すでに『美しい国へ』を買って読んだ人が、うっかり新刊だとおもってこの本を買うと、騙された気分になるのは必定。関西人なら、ひとこと、「金返せ」と言うでしょう。

2013年1月28日月曜日

絵本のすすめ60-うしろすがたのしぐれてゆくか











   絵本俳句のすすめ第二弾。「いろんな人の俳句 うしろすがた」(岩崎書店)。
   イラストレーター・のりたけさんの絵が昭和風。

2013年1月27日日曜日

じじ放談14-アベノミクスはだれのため?



じじん党・乙川議員(左)と
みんし党・甲山議員(右)








みんし党・甲山議員
「乙さん、政権復帰おめでとう。与党になれてよかったなあ。いまスキップしながら歩いてたやろ」
じじん党・乙川議員
「そやねん。つい、ウキウキしてしまうねん。今朝も孫と、お星さまキラキラ踊ってしもた」

2013年1月22日火曜日

乱読のすすめ74-卑怯な振舞をしてはなりませぬ













   NHKの大河ドラマ「八重の桜」はなかなかの人気のようです。
   幕末史が大好きな私にとっても、たまりません。

         武士(もののふ)の猛き心にくらぶれば 数にもいらぬわが身ながらも
                                                 (中野竹子)   
                                             
   幕末の会津戦争において、頑迷で無策な会津藩の重役たちとは対照的に、「婦女隊」など会津の女性たちの活躍は目を見張るものがありました。

2013年1月19日土曜日

絵本のすすめ59-Just simply alive



   日本の俳句をアメリカの絵本作家、エズラ・ジャック・キーツさんが絵本(偕成社)にしました。

   A day of spring;
   In the garden.
   Sparrows bathing in the sand

2013年1月16日水曜日

抱き合う父と子



   いまから十数年前、ドイツに一か月ほど滞在した時のこと。
   フランクフルト中央駅で列車を待っていると、ホームの端で50代くらいのお父さんと、17、8歳の息子さんがいて、手を握り合っていました。息子が遠くの大学か仕事場へ旅立つのをお父さんが見送りにきている様子です。

2013年1月12日土曜日

乱読のすすめ73-反原発運動というものは

みすず書房














   今日は、札幌で原発問題の集会があり、私のほうから国会のうごきや海外の動向などふくめて情勢報告をしました。そのなかで、ご紹介したのが、ドイツの歴史家、ヨアヒム・ラートカウ博士の素晴らしい著書、「ドイツ反原発運動小史」です。