2013年9月17日火曜日

絵本のすすめ64-せかいのひとびと

 
 
 
 
 
 
 
 

シリアの内戦での死者は11万人をこえ、うち一般市民は約4万人にのぼり、女性約3900人、子ども約5800人がふくまれるとのこと。
いまシリアをふくめ何らかのかたちで戦争もしくは内戦状態にある国は、世界の195か国のうち45か国にものぼるといわれています。
なぜ、そんなに憎み合い、殺し合わなければならないのか。...

ピーター・スピアーの絵本、『せかいのひとびと』は、他の人々をよく知り、そのうえで自分とのちがいを認めるべきだと説きます。

 世界には70億人もいて、うまれたときから、みんな一人ひとりちがっている。世界の国々はみんなちがう。部族のくらしもみんなちがう。宗教もいっぱいあって、それぞれちがう。言葉も文字もみんなちがう。ちがっているから世界はおもしろい…。

 「それなのに、ある人たちは自分とちがっているというだけで、よその人たちをきらう。そんなことっておかしいよ。その人たちは自分たちだってほかの人から見ればちがっているってことをわすれているんだ」