2013年9月9日月曜日

乱読のすすめ91-ブラック企業ー辞めちまえ! 言ってた上司が クビになり

 
日本文芸社『ブラック企業川柳』









  
   この10年ちかく、サラ金問題から反貧困、被災地支援まで、さまざまな問題で知恵と力を貸して頂いてきた仙台の新里宏二弁護士がブラック企業対策全国弁護団の副団長に就任されました。つねに時代の悪とたたかう精力的な活動に心の底から敬意を表します。

   その新里弁護士に、サラ金被害告発の先駆者で、これまた私の尊敬するK弁護士がつぎのような提言をされたとのこと。...


「今、労働事件は労働法の視点で攻めても『労働者をコストとしかみない労働判例』の中では成功しない。唯一、酷使、いじめ、差別、長時間労働という視点からなら攻め口はある。全国各地にブラック企業対策研究会を組織して、ブラック企業の被害救済訴訟を提訴してはどうか。日栄・商工ファンド被害対策全国弁護団や武富士被害対策全国弁護団のようにワタミ、ユニクロの会社名を出した『ワタミ・ユニクロ被害対策全国弁護団』を結成してはどうか」

「雇用、労働問題はアベノミクスの規制緩和に勢いを得て、もっともっと酷くなる勢いである。若い法律実務家が団結して各地で労働事件勃興の機運を作らなければ、東京オリンピック騒ぎの中で労働者の搾取はもっと酷くなるだろう。身を挺して闘う実務家集団と被害当事者集団の結束が必要である」

ブラック企業包囲網へ…力強い味方が増えてきています。